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北岡用語解説集 (アーカイブ)

エッセイその八: 蟻地獄からの脱出テクニック遂に発見!「曼荼羅フラクタル リエンジニアリング (MFR)」

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最新情報 1: 諸々の理由から、これまで「曼荼羅リバース エンジニアリング (MRE)」と呼んできていたモデルを「曼荼羅フラクタル リエンジニアリング (MFR)」の名称に変更することにしました。

最新情報 2: 本ページで解説されている、北岡独自開発の「曼荼羅フラクタル リエンジニアリング」モデルは、たまたま、北岡の NLP 関連サイト上で紹介されていますが、同モデルは「NLP 演習がいかに人間の行動パターンを変えるのか」について「見える化 (モデリング)」できている事実から言っても、本ページの内容は、「NLP を超えた議論」となっていることは、洞察力の高い方には理解していただけるかと思います。

最新情報 3: 「曼荼羅フラクタル リエンジニアリング」モデルは、「蟻地獄からの脱出を可能にするテクニック」であると同時に、仏教で言う「業 (カルマ) の完全浄化 (焼き尽くし)」の決定的な「現代科学的解釈・明示的解明法」にもなっています。

 

このエッセイ シリーズについては、「難解です」という感想をよくいただきます。そのために、「北岡用語解説集」 (http://www.kitaokataiten.com/glossary/) への用語追加もしていたのですが、一部では、この用語解決集の用語集が必要では、という意見もあるようです (笑)。

やはり、NLP と私が提唱している「実践的顕魂学」は、座学ではなく、「体感学問」で、実際に私のワークなり個人セッションを受けられることで、本エッセイ シリーズに書かれていることを実感できるようになっているので、私のワークを実際に受けていただくことが必須になるかとは思います。

実は、これまでのエッセイ シリーズは、「雑学 (『その一』および『その二』)」、「神経科学関連 (『その三』から『その五』まで)」、「ハラリ式歴史学関連 (『その六』および『その七』)」のパートに分類できますが、「雑学シリーズ」については、各トピックに興味のある方々に読んでいただけたらと思いますし、「ハラリ式歴史学シリーズ」にある私の書評については、歴史学者のハラリ氏自身の歴史書を読まれることで、いろいろと深い洞察をもっていただけるものと願っています。

その中で、「神経科学関連シリーズ」の、特に「その四」と「その五」のエッセイでは、私個人としては、改めて「空恐ろしい」発見について報告されていると思っていて、さらに、私が最近独自開発した「最新モデル」が、数ヶ月前に書いたエッセイ「その四」と「その五」の内容に基づいていることに、つい数日前に改めて気づきましたので、今号のエッセイでは、これらの重要エッセイについて、改めてできるだけ簡単にまとめながら、追加補足解説をしてみたいと思いました。

* * * * * * *

まず、エッセイ「その三」、「その四」、「その五」で、私は、私が研究中の神経科学者の名前を出さずに、議論をさせていただいていましたが、「学術的」ではないとも思いましたので、ここで、これらの学者の名前を正式に公開させていただきたいと思いました (読者の皆さん自身の研究の一助になれば幸いです)。

まず、エッセイ「その三」にある「世界的な『扁桃体』の権威」の方は、Joseph LeDoux 氏で、参考にした同氏の著作は『The Emotional Brain』(翻訳書があるはずです) です。

エッセイ「その四」にある「広域神経細胞処理空間」というモデルの提唱者は、仏人神経科学者のStanislas Dehaene 氏です。参考にした同氏の著作は『Consciousness and the Brain』(翻訳書があるはずです) です。

さらに、エッセイ「その五」にある、アメフラシという動物の細胞生物学的研究で 2000 年にノーベル生理学・医学賞を受賞したオーストリア系米国人は Eric Kandel 氏です。私が参考にした著書は、同氏の『In Search of Memory』 (未翻訳とは思います) です。

特に、注目すべきことを、以下に、「なるべく簡単」 (笑) に、まとめながら記したいと思っています。

 

エッセイ「その四」では、ドゥアンヌ氏の提唱する「広域神経細胞処理空間」について解説されていますが、簡単に言うと、この「仮想処理空間」で、「サブリミナル刺激」としての局所的な神経細胞が発火した後、その反応が脳内全体の「脳網」レベルまで同期拡散することで初めて「意識的思考」が生まれる、と考えられています。

これに関連して、エッセイ「その四」で、以下のように書かせていただいています。

「最近の神経科学の発見によれば、たとえば、『クリントン大統領』 (該当の発見がなされたとき在任していた大統領の名前なので、現時点では、『トランプ大統領』とすべきですが) の顔だけに対して反応する神経細胞が存在することが発見されているようです (この特定の神経細胞は、クリントン大統領の写真だけにではなく、『クリントン』という言葉にも反応するらしいです (!))。」

この「クリントン神経細胞」の反応は、局所的で、「ごく微細」 (脳内の神経細胞の総数である「千数百億分の一」の微細さです!) なものですが、その反応が脳網全体の他の部分にまで同期拡散することで初めて、該当の人は、見ている写真の顔がクリントン大統領のものであると認識できる、というメカニズムが関与しています (クリントン神経細胞だけの単一反応では、脳網全体への化学反応の同期拡散が起こらないので、意識的にクリントン大統領と認識されることはないはずです)。

私の研究によれば、「局所的な神経細胞の反応が脳内全体の脳網レベルまで同期拡散すること」と、人間が 4 歳までにいわゆる「世界地図」(マインド、思い込み、ボックス、前提、既成概念、人格等) を作り上げることと密接な関係があります。

すなわち、人間は、幼児期の頃からありとあらゆるアンカーリング (条件反射) の学習を積み重ねてきているわけですが、その一つ一つの事象の神経細胞レベルの発火が、逐次、脳全体 (脳網) に「フラクタル」的、条件反射的に拡散発散されることで、その反応が意識化され、かつ、(一つの局所的な神経細胞の発火ならまだしも、脳全体に広がった際の発火のし方があまりにも劇的なので) その脳網全体に広がった反応を自分では変えることができなくなっている、という図式が明らかになります。

言い換えれば、おそらく人間は、4 歳までは、局所的な神経細胞レベルの発火を脳全体 (脳網) に「フラクタル」的、条件反射的に拡散発散されることを、逐次「意識的」に行う必要があったはずですが、一度流れ始めた川の流れを変えることは非常に難しいように、一度局所的な神経細胞レベルの反応が脳全体 (脳網) に連鎖的に拡散発散されるパターンが構築されたら、「局所的反応 → 脳網全体の反応」の条件反射的パターンを変えるのは、非常に難しくなるのは、容易に理解できます。

ちなみに、「局所的反応 → 脳網全体の反応」の連鎖的な条件反射的パターンの集合体が「人間の思考の癖」(!) ということになります。

ここで興味深いのは、4 歳までに確立している恒常的な「局所的反応 → 脳網全体の反応」の連鎖的無意識パターンは、たとえば、意識的な「新年の決意」とか暗記的に意識的に繰り返す「アファメーション」とかでは、「決して変えられない」ことは、火を見るより明らかです (おそらく、通常の自己啓発系の自己変容テクニックは、ほぼすべて、「意識的」に変容を引き起こそうとするテクニックです)。

となると、人間は「永遠に呪われたまま」死んでいくしかないのか、というと、幸いなことに、私は、最近、この「局所的反応 → 脳網全体の反応」の連鎖的な無意識パターンを「リエンジニアリング (逆行再構成)」する方法を見つけてしまいました (!)。このことが本エッセイ「その八」を書こうと思った動機ですが、この方法については、後述いたします。

 

ちなみに、エッセイ「その五」で紹介されている神経学者のカンデル氏が解明した「条件反射的な短期記憶が、反復学習をすることで、どのように長期記憶としての恒久的学習パターンとして定着するか」の細胞生物学的・遺伝工学的メカニズムも、「局所的反応 → 脳網全体の反応」の連鎖的パターンと共通点があります。

すなわち、カンデル氏は、アメフラシ (ウミウシの一種です) という動物の細胞生物学的な観点からの神経細胞に関係する実験を行い、その後、遺伝工学の技術を取り入れた細胞培養実験を通じて、条件反射的な短期記憶が、反復学習をすることで、どのように長期記憶としての恒久的学習パターンとして定着するかの細胞生物学的なメカニズムを解明しました (簡単に言うと、短期記憶は神経細胞内の「化学的反応」のプロセスにしかすぎない一方、長期記憶は、その化学的反応が神経細胞の細胞核にも影響を与える「構造的変化」のプロセスであることが発見されました)。

すなわち、その共通点は、「一部の神経細胞 (あるいは、神経細胞内のシナプス群) の局所的な『化学的』変化反応が『フラクタル』的に脳全体 (脳網) に『物理的』変化を引き起こす」点です。

さらに、この共通点は、私は、「一つの事象に関する (すなわち、局所的な) 『アンカーリング』による条件反射的な行動変容が、どのようにして、恒常的な (すなわち、脳全体の) 行動パターンの変容につながるか」に関する NLP における「経験則的」な変容モデルを、神経科学・細胞生物学・遺伝工学的なメカニズムとして、説明することにつながる、と現在考えています。

以上が、エッセイ「その四」と「その五」の追加概要説明ですが、上述のように、私は、最近、この「局所的反応 → 脳網全体の反応」の連鎖的な無意識パターンを「リエンジニアリング」する方法を見つけてしまったのですが、そのモデルについて、以下、概要をお伝えしたいと思いました。

* * * * * * *

まず、私は、エッセイ「その五」で、以下のように書かせていただいています。

「脳網全体の反応を引き起こしている元は、一つ一つのニューロン [神経細胞] (あるいは、ニューロン内のシナプス群) であるので、NLP あるいはその他の方法を通じて、自分の好まない反応を引き起こさないようにその一つ一つのニューロン (あるいは、ニューロン内のシナプス群) を『潰す』 (私は、『庭にある石をひっくり返す』という表現を使うことがあります) 作業を続けていくことさえできれば、最終的には、ほとんどすべてのニューロン (あるいは、ニューロン内のシナプス群) が『沈静化』あるいは『コントロール下に置かれる』ことになり、その後は、人生で自分の描きたい絵を恒常的に描き続けることができるようになります (私は、この状態は『悟り』に近いと思っています)。[中略]

(通常、この『気の遠くなるような作業を「永遠に」続けられない』ということを、『扁桃体を快にできない』人々からよく聞きますが、私としては、もともと子供の頃この『ニューロン (あるいは、ニューロン内のシナプス群) の局所的発火 → 脳網全体の発火』の条件反射的学習を完全確立させた (= 自分自身の『世界地図』が確立した) のは 4 歳時くらいまでなので、理論的には、4 年間で『完全リエンジニアリング』できるはず、と見ています。この『学習解除』には、おそらく、『(音楽、芸能、語学、学術分野、等) どの学習領域においても、その領域をマスターするためには 1 万時間 (1 日 8 時間計算で約 3 年半) の練習と「学習の無意識化」が必要である』という『1 万時間ルール』が適用されるのではないか、と思えています (4 年間の努力さえ続けられない人に関しては、私は、何もコメントできません (笑))。)」

この文章を書いた後、私は、ずっと、「『局所的反応 → 脳網全体の反応』の連鎖的な無意識パターンを『リエンジニアリング (逆行再構成)』する実際的な方法」を模索してきていましたが、現在、NLP、「ザ プロセス」 (「新北岡遇辺メルマガ」で解説されています)、私が独自開発した「現実の RPG ゲーム化」演習、「チョイス ポイント」モデル (極めて重要な NLP 共同創始者のジョン グリンダー氏が提唱したモデルです)、その他のノウハウの (おそらく究極的な)「集大成」として、「曼荼羅フラクタル リエンジニアリング (MFR)」とでも呼ぶべき「自己啓発系テクニックの現実への落とし込み方」を開発し終わっています。

「曼荼羅フラクタル リエンジニアリング (MFR)」モデルの「曼荼羅」は、「一部の神経細胞 (あるいは、神経細胞内のシナプス群) の局所的な化学的変化反応が『フラクタル』的に脳全体 (脳網) の変化を引き起こす」メカニズムの「フラクタル」の用語と関係しています。

すなわち、空海曼荼羅等には、よく、中央に釈迦がいて、そのまわりに「大菩薩」 (とでも形容するのでしょうか? この表現が不適切でないことを願っています) がいて、大菩薩一人一人のまわりに複数の「小菩薩」が多重の衛星パターンで配置されている構図が見られると思います。

まず、私は、この多重衛星パターンの構図は、「フラクタル式に相互関連」した形で、釈迦、大菩薩、小菩薩が表現されているのではないか、と思うようになりました。

であるとしたら、たとえばですが、小菩薩の中で起こっていることが大菩薩の中で起こっているはずで、さらに、大菩薩の中で起こっていることが釈迦の中で起こっているはずになります。

次に、私は、釈迦も、大菩薩も、小菩薩も、実は、比喩的には、脳内の一つ一つの神経細胞 (もしくは神経細胞群) を象徴しているのではないか、という極めて興味深い洞察に至りました。

言い換えれば、たとえば、釈迦 (脳網全体) の中で起こっていることは、大菩薩 (一つのシステムを構成する一定数の神経細胞群) で起こっていることを (フラクタル的に) 反映していて、大菩薩で起こっていることは、小菩薩 (一つの神経細胞) で起こっていることを (フラクタル的に) 反映しているのではないか、ということに、思い当たりました。

この比喩の観点から言うと、古代東洋仏教の曼荼羅は現代西洋神経科学が発見したことをすでに知っていて、それを視覚化することに成功していた、ということになります (!)。

さらにこの比喩を続けると、人間は子供頃、4 歳までに「小菩薩 → 大菩薩 → 釈迦」(ちなみに、この公式は「サブリミナル刺激 → 前 (無) 意識 → 意識」と対応していると思われます) の連鎖的パターンの「思考の癖」を確立してしまっているので、「脳網レベルで意識的に起こっていること (すなわち、結果) は、それを生み出している神経細胞レベルの『通常は意識化されていない』サブリミナル刺激 (すなわち、意図) を変えないかぎり、絶対に変わらない」ということになります。

一方では、釈迦 (脳網レベルの意識的体験) を生み出している元の小菩薩 (一連の「局所的反応 → 脳網全体の反応」の連鎖的な条件反射的パターンを作り出している元になっている「クリントン神経細胞」のような一つの神経細胞) の化学的反応を変えさせすれば、意識的に何もしなくても、釈迦 (脳網レベルの意識的体験) が、自然に、劇的に変わることを、私は、発見しました。

上記に、(再引用ですが) 以下のことを書かせていただいたのは、まさにこの意味合いです。

「脳網全体の反応を引き起こしている元は、一つ一つのニューロン [神経細胞] (あるいは、ニューロン内のシナプス群) であるので、NLP あるいはその他の方法を通じて、自分の好まない反応を引き起こさないようにその一つ一つのニューロン (あるいは、ニューロン内のシナプス群) を『潰す』 (私は、『庭にある石をひっくり返す』という表現を使うことがあります) 作業を続けていくことさえできれば、最終的には、ほとんどすべてのニューロン (あるいは、ニューロン内のシナプス群) が『沈静化』あるいは『コントロール下に置かれる』ことになり、その後は、人生で自分の描きたい絵を恒常的に描き続けることができるようになります (私は、この状態は『悟り』に近いと思っています)。」

付け加えとしては、私は、釈迦 (脳網全体) も、大菩薩 (一つのシステムを構成する一定数の神経細胞群) も、小菩薩 (一つの神経細胞) も、それぞれ「独立した一つの宇宙」を構成していると考えています。

なので、もしこれまでネガティブな化学反応をしていた一つの神経細胞を、ポジティブな化学的な反応をするように変えることができたら、その神経細胞は、いわば「ポジティブなウィルス」として、脳網のありとあらゆる部分でフラクタル的な役目を果たしてくれるので、「最初の一つのポジティブな反応が雪だるま式に脳網全体に広がり」続けるようになります (!)。

(「悪循環に生きている人」は、もともと、「最初の一つのネガティブな反応が雪だるま式に脳網全体に広がり」続けただけの話です。)

さらに言うと、「ネガティブな化学反応をしていた一つの神経細胞をポジティブな化学的な反応をするように変えた後、自然にその神経細胞のポジティブな反応が雪だるま式に脳網全体に広がる」という作業を、いわゆる「問題を引き起こしている元」になっている一つ一つの神経細胞に対して行っていけば、あるとき (4 年かもしれませんし、もっと短時間かもしれませんが、少なくとも、脳内の千数百億個の神経細胞の一つ一つに継続的処理を行う必要はないです) 突然「臨界点」が訪れ、「ほとんどすべてのニューロン [神経細胞] (あるいは、ニューロン内のシナプス群) が「沈静化」あるいは「コントロール下に置かれる」ことになり、その後は、人生で自分の描きたい絵を恒常的に描き続けることができるように [なる] (私は、この状態は『悟り』に近いと思っています)」と、私は、今、考えています。

ちなみに、この意味では、「曼荼羅フラクタル リエンジニアリング (MFR)」は、仏教で言う「業 (カルマ) の完全浄化 (焼き尽くし)」の決定的な「現代科学的解釈・明示的解明法」でなないか、と私は見ています (!)。

以上が、私が開発した「曼荼羅フラクタル リエンジニアリング (MFR)」モデルの概念的説明ですが、このことが「実際に達成・体感できる」演習もすでに開発しています (!)。

ただし、本エッセイの冒頭でも示唆したように、私の体感型のワークは、どれだけ書面で演習の手順を書いても、ほとんど何も通じないと思います。

ということで、もしかしたら「蟻地獄にいる人を脱出させる」ためにもっとも有効であることが証明されるだろうと私が思っている「曼荼羅フラクタル リエンジニアリング (MFR)」の演習の実際の伝授は、私のワークもしくは個人セッションの場ということになってしまうことをご了承ください。