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Mental Care Coach

「メンタルケアコーチ養成講座」 FAQ

以下の「メンタルケアコーチ養成講座」 についての FAQ 質問は、北岡泰典のメルマガ『これが本物の NLP だ!』第 181 号からの編集引用です。(逐次質問数は増える予定です。)

FAQ 質問: 4月30日から開催される新ワーク「メンタルケアコーチ養成講座」 についてさらに詳しい説明をいただきたいのですが。

FAQ 回答: 4月30日、5月1日開催の「メンタルケアコーチ養成講座初級編」および講座全体についてさまざまな質問を受けましたので、以下、「メンタルケアコーチ養成講座 FAQ (MCC FAQ)」の形で、お答えさせていただきます。

MCC Q1: 本講座開催の目的を改めてお聞きしたいと思います。

MCC A1: 私は、幼児期に脳性麻痺に罹り、左半身が不随となり、二度心身障害児向けの養護施設に入所し、そこで数多くのトラウマ的体験をもち、その後、通常の小中学校に戻っても「社会適応」がまったくできず、PTSD 的症状、「境界線障害」的症状に苦しみ続けました。その後、大卒後、サハラ砂漠と欧米でさまざまな「意識改革」の実験 (すなわち、瞑想、催眠、セラピー等を含む、さまざまな「変性意識の実験」) を行いましたが、最終的に、トラウマ関連の症状を完全解決に導いたきっかけは、1988 年の英国における NLP の共同創始者のジョン グリンダー氏との出会いでした。その後、NLP を研究実践する中で、NLP テクニックを自分自身に「自己適用」することを通じて、トラウマ関連の問題を最終的に「完全克服」することができました。

国内の NLP の紹介のされ方は、自己実現とビジネス (いわゆる「自己啓発」系) 寄りに傾きすぎているようですが、NLP は 1975 年の創始当初は、心理療法の新しい代替学派として生まれた経緯があり、欧米では、通常は長期間かかるトラウマケアをごく短時間で可能にする方法論として広く知られています。実際、NLP は、1970 年代のあまりにも数多くのベトナム戦争帰還兵のトラウマ治療を加速化する「短時間療法」のニーズを背景として開発された歴史的事実があります (ベトナム戦争は、NLP が誕生した 1975 年の 4 月 30 日に終結しました)。

先月の東日本大震災は、未曾有の人的、物的損害を引き起こしましたが、震災後の大混乱の中、今後震災被災者の方々、および過酷な状況の中で任務を遂行されている自衛隊、警察、消防の方々の中で、今後 PTSD 的症状に悩まされる人々が増えていくことが予想されます。

このため、私個人と NLP の歴史の「原点」に戻って、PTSD 的症状のクライアントと接する必要が出てくるであろうメンタルケア ヘルパー (セラピスト、カウンセラー、医師等) に方々に対して効果的なトラウマケアの方法論を提供し、かつ、有効で効率的なトラウマケアができるメンタルケアコーチを養成することを目的として「メンタルケアコーチ協会」を立ち上げ、「メンタルケアコーチ養成講座」を開講することになりました。

歴史的には、1970 年代、NLP は、精神科医、心理学者、セラピストが長年に渡っても解決できなかった心理的問題を、ほぼ瞬間に治癒することで有名になりましたが、「メンタルケアコーチ養成講座」を通じて、PTSD 対処法としては「薬漬け」が主であるように思われる医学界にも、薬に頼らなくても可能なトラウマケアの方法が存在するということを、広く伝えていきたいと思っています。

MCC Q2: 本講座に参加するとどのような資格が取得でき、どのような権利を得るのでしょうか?

MCC A2: 「メンタルケアコーチ養成講座初級編」への参加資格は、特に問いません。PTSD 症状に悩まれている方の症状改善に役立ちたいと思っている方、PTSD クライアントに接する必要のある「ファシリテータ」 (セラピスト、コーチ、カウンセラー等)、メンタルケアの仕事に興味のある方等が主な対象です。ご自身が PTSD に悩まれている方も参加可能です。

初級編修了後に取得できる資格は、メンタルケアコーチ協会発行「メンタルケアアシスタントコーチ」です。ただし、査定に合格した場合になります (資格証発行費が発生します)。不合格の場合は「修了書」を取得します。

初級講座を修了後認定された「メンタルケアアシスタントコーチ」は、一対一の個人セッションを行う権利を取得します。

なお、「メンタルケアコーチ養成講座初級編」は、今回、「2011 年度第一期 (週末)」 として、4 月 30 日 (土)、 5 月 1 日 (日) に、「2011 年度第二期 (平日)」として、5 月 12 日 (木)、 13 日 (金) に開催されます。いずれかの講座を選択してください。

「メンタルケアコーチ養成講座中級編」への参加資格は、「メンタルケアコーチ養成講座初級編」を受講し、「メンタルケアアシスタントコーチ」の資格を取得した者です。

中級編修了後に取得できる資格は、メンタルケアコーチ協会発行「メンタルケアコーチ」です。ただし、査定に合格した場合になります (資格証発行費が発生します)。不合格の場合は「修了書」を取得します。

中級講座を修了後認定された「メンタルケアコーチ」は、メンタルケアアシスタントコーチ同様、一対一の個人セッションを行う権利を取得します。

「メンタルケアコーチ養成講座上級編」への参加資格は、「メンタルケアコーチ養成講座中級編」を受講し、「メンタルケアコーチ」の資格を取得した者です。

上級編修了後に取得できる資格は、メンタルケアコーチ協会発行「メンタルケアマスターコーチ」です。ただし、査定に合格した場合になります (資格証発行費が発生します)。不合格の場合は「修了書」を取得します。

上級講座を修了後認定された「メンタルケアマスターコーチ」は、メンタルケアコーチ養成講座の初級編と中級編を開講する資格を取得します。

MCC Q3: 本講座は、初級編 (全2日間)、中級編 (全2日間)、上級編 (全2日間) ということで、全6日間ですが、この日程で、トラウマケアの専門家を養成することは可能ですか?

MCC A3: 本講座の初級編には、ご自身が PTSD に悩まれている方も参加することを許可していますが (これは、(トラウマケアのテクニックをご自身のために身につけることが可能だからです)、本講座は、基本的には、すでにクライアントにメンタルケアのサービスを提供されているファシリテータ (セラピスト、カウンセラー、コーチ、NLP トレーナー、医師等の総称です) の方々のためのトラウマケアに特化した「ブラッシュアップ講座」という位置づけです。

この意味で、すでに一定の対クライアント施術技能を備えたファシリテータが全6日間の本講座を修了することで、有効で効率的なトラウマケアができるメンタルケアコーチとして養成されることは可能と考えています。

ただ、まったくセラピー、カウンセリング、コーチング、NLP 等のバックグラウンドをもたない方が認定メンタルケアコーチになりたいと思われる場合もあるかと思います。この場合は、私は、別途、さまざまな「ブラッシュアップ」ワークまたはコースを開講することを企画しています。

その一環の一ワークとして、「2011 年度第一期 (週末)」 直後の 5 月 3 日 (火) - 6 日 (金) の4日間に「Meta Mind Work I & II」が開講されます。このワークは、メンタルケアコーチになりたい方のブラッシュアップとしては、最適なワークの一つです。

MCC Q4: 本講座に参加する場合の参加費はどうなっているでしょうか?

MCC A4: 初級編 (全2日間) 2万円はプラス消費税、中級編 (全2日間) は5万円プラス消費税、上級編 (全2日間) の参加費は8万円プラス消費税です。

認定された場合の資格証発行費用は、初級編、中級編、上級編とも、5千円プラス消費税となっています。

なお、第一期講座開催については、初級編、中級編、上級編の一括申し込みの場合は、15万円プラス消費税のところ、全6日間で10万円プラス消費税の特別価格が適用されています。この場合、初級編もしくは中級編の講座を修了したが資格が取得できない場合は、一括申し込み参加費から修了した講座の参加費を差し引いた額 (初級編修了の場合は8万円プラス消費税、中級編まで修了の場合は3万円プラス消費税) を返金いたします。

なお、日程が告知されている講座に関して参加できない講座がある場合でも、一括申し込みは可能です。この場合は、今後日程が告知される講座で、スケジュールが合う講座に代替参加してください (ただし、中級編、上級編への参加は、それぞれ初級編と中級編を修了し、認定されていることが条件となります)。

MCC Q5: 「トラウマ」、「PTSD」、「境界線人格障害」を説明してください。

MCC A5: これらは、医学的には、非常に詳細な定義がされているようですが、Wikipedia 等を参照すると、以下のように説明できるかと思います。

「トラウマ」は、「心的外傷」のことで、外的内的要因による衝撃的な肉体的、精神的ショックを受けたことがきっかけとなり、長い間心の傷となってしまうことを指します。

「PTSD (Post-traumatic stress disorder)」は、「心的外傷後ストレス障害」と訳されていて、危うく死ぬまたは重症を負うような出来事の後に起こる、心に加えられた衝撃的な傷が元となる、様々なストレス障害を引き起こす疾患のことです。主に、以下のような症状が特徴です。

* 精神的不安定による不安、不眠などの過覚醒症状
* トラウマの原因になった障害、関連する事物に対しての回避傾向
* 事故・事件・犯罪の目撃体験等の一部や、全体に関わる追体験(フラッシュバック)

「境界線人格障害」は、もともと、神経症の症状と精神病(特に統合失調症)の症状の境界の症状という意味で、思春期または成人期に多く生じる人格障害です。不安定な自己-他者のイメージ、感情・思考の制御の障害、衝動的な自己破壊行為などの特徴がで、自殺率が非常に高く、通院患者の10%にも及ぶというデータもあります。

MCC Q6: NLP のトラウマケアには医学的根拠があるのですか?

MCC A6: この質問については、邦訳されているあるトラウマケアの本 (著者は医師で、リチャード バンドラーが開発したテクニックが紹介されています) の著者が以下のように言っています (私自身の概要引用です)。

「NLP の共同創始者は、特に恐怖症をきわめて短期間で直すことに自信をもっている。NLP は、それ自体が高い評価を受けたが、その長所は、変化が現れるスピードが速いということだ。したがって、クライアントにも、技術をもって当たるカウンセラーや精神科医や心理学者にも、ストレスが少なくてすむ。私は、想像できないほど短期間の間に著しい変化が達成できるこの方法に魅了されてしまった。

さらに、私は、彼らの著書の一冊で、『恐怖症に対する治療法を詳細に発表してから6年も経つのに、相変わらず、精神科医らは恐怖症の治療や投薬には数ヶ月あるいは数年もかかると確信している』と述べているのを目にし、これに強い印象を受けた。精神科医らには新しい方法を試そうとする用意がまったくなかったように思われる。

彼らはある種の慣習にとらわれているように見える。自分たちがこれまで何ヶ月も何年もかかって成し遂げてきたことが、またたくうちにできるというこの新しい方法を、うさんくさく思うようなのである。

私はなぜ、心理学者や精神科医がこの NLP を試そうとしないのか、不思議に思った。そして、私の立場もあって、バンドラーとグリンダーの方法にとても興味をそそられた。」

ちなみに、この本の監訳者は、上記の内容で「批判」されている精神科医のようですが、あとがきの解説で、投薬治療の重要性をかなり強調しています。

私自身の意見は、「中庸的」で、NLP のトラウマケアだけでトラウマが克服することは可能だが、同時に、医療処置を受けている場合は、専門家の意見を無視すべきではないというものです。私のこの立場は、メンタルケアコーチ協会の紹介ページの「免責事項」で明記させていただいています。

MCC Q7: NLP のトラウマケアの実演 ビデオがあるとお聞きしましたが。

MCC A7: 私自身は、私の拙著『一瞬で新しい自分になる30の方法―24時間ストレスフリーでいられるNLPテクニック』 (ダイヤモンド社刊) 等が、コンテントフリー (内容とは無関係。つまり、ファシリテータはクライアントの問題の内容を知る必要はいっさいありません) の方法論としての NLP テクニックを震災被災者の方々のために「短時間療法」のメンタルケアとして施すための支援ツールになったら、と個人的に願っているところです。

その中で、同書にある 30 の NLP テクニックがファシリテータからクライアントに「正しく」施されることが最重要だと思っていますので、本年 3 月 19 日に私の第9弾 Ustream 収録セッション「北岡泰典 Ustream 『トラウマケア』 実演デモ イベント」を行いました。

この Ustream の中では、「恐怖症」をもっておられるクライアントの方に「アンカーリング」と「眼球動作パターン」関連の実際的なデモ演習を行い、その後、アンカーリングのインストールと起動の際のタイミング等の重要性、「コンテント フリー」および「トラウマケア」としての NLP の意味合い、ファシリテータにとってのラポール、カリブレーション (観察力)、 柔軟性、および首尾一貫性の重要性、といった観点からの実際的なアドバイスを提供しました。

以下に録画セッションがアップされています。

http://www.ustream.tv/user/taiten/videos

該当のビデオ名は「第9弾:北岡泰典 『トラウマケア』実演デモセッション」です。

さらに、この録画セッションの 10 分間の抜粋バージョンが Youtube にアップロードされています。

http://www.youtube.com/watch?v=B4euhbf6nHQ

この実演ビデオと『30 の方法』がメンタルケア ヘルパーの方々に役立つ参考資料になることを心から願っています。

MCC Q8: 「メンタルケア コーチ養成講座」で学ぶテクニックは、トラウマケアだけに特化したものですか?

MCC A8: 本講座の目的上、講座では、主にトラウマケアを施すためのテクニックが習得されますが、NLP は、本来、コンテントフリー (内容とは無関係) の技能パッケージで、いかなる目的にも適用可能なので、習得されたテクニックを他の目的に使用することは可能です。

また、講座で習得される技能のうち、特に「基本的コミュニケーション技能の SRCF/C (状態管理、ラポール、観察、柔軟性、首尾一貫性) 」技能一式は、コーチ、セラピスト、カウンセラー等の方々がセッションを行う上で必須となるような一般的基本スキルです。

MCC Q9: 本講座を受講し、資格を得ることができた場合、活動の場というのは、協会側からも提供していただく機会があるのでしょうか? 特に、今回の震災によってトラウマを負った方をサポートさせていただけるような機会があるのでしょうか?

MCC A9: 「今回の震災によってトラウマを負った方をサポートさせていただけるような機会」をこの時点で「保証」することはできませんが、協会を法人化することも考えていますので、今後「賛同者」が集まっていただければ、この可能性は高くなると思います。

もちろん、実力さえあれば、マスターコーチの資格を取得された後、数多くの初級と中級の講座を開講していただいて活躍していただきたいと思っています。

MCC Q10: 本講座を受講しても、資格を得ることができる人とできない人がいるようですが、そのあたりの判断基準はどのようになっているのでしょうか?

MCC A10: 「資格を得ることができる人とできない人がいる」ことにつきましては、基本的には、まったく何のセラピーやコーチング背景がもともとない方の場合は、資格を得ることは難しいこともありえますが、すでに「ある程度」活躍されている方で、コミュニケーション相手の話に耳を傾けたり、相手の視点に立った表現を使いながら自分の考えていることを伝えたりする、一般的なコミュニケーション能力を備えていれば、特に問題はないかと思います。

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